Nexus5xを毎日使ってますが、OSのアップデートが世界に先駆けて概ね行われるのは喜ばしいことです。ただ長く使っているとどうしてもバッテリーがヘタってきて1日持たなくなります。
朝満タンで家を出ても夕方5時近くには空っぽになって文鎮化しているとガッカリですね。Amazonで年末大セールをやってることだしバッテリーでも買ってそろそろ交換しようかと思いたち簡単かどうかネットで調べたらかなり簡単そうだったので紹介します。
驚くことにNexus5xのバッテリー交換の様子をつぶさに紹介しているブログを見かけなかったのでこれが初かもしれません。とにかく簡単です。
Nexus5xのバッテリーをAmazonで取り寄せて自分で交換できた
買ったバッテリー
Amazonサイトでは互換品と書かれていましたが、そもそも純正品など売っていないはず。レビューの星の数が多かったので特に心配せず買いました。
▼小さな小箱に入っています。
▼定格2700mAh、電圧3.8Vという仕様は純正と同じです。
Nexus5x殻割り
道具は以前使ったことのあるパネル分解用キットを使います。樹脂なので先端が劣化してきていますが今回も使います。
▼こちらのような金属製のヘラみたいなリムーバーが含まれている方がもっとやりやすいと思います。
▼まずはSIMトレーを外してそこの隙間からリムーバーを挿しコジッていきます。Nexus5xは嵌っているだけで両面テープや糊が使われていなくてラッキーです。丁寧に少しずつ外していけば確実に戻せる状態で外せました。ちなみに電源を切ってからこの作業をしましたが、あちこち持ち替えているうちに何度か電源が入ってしまいます。でもできるだけ電源オフしなおしてやりましょう。
▼そんなふうにしてほとんど無傷で一周外しました。
▼裏パネルを外したらバッテリーが見えてきますが、その回りのパネルを外さないとバッテリーの端子ごと外せませんのでビスを緩めて外していきます。ビスは10箇所です。
【追記】
読者の方から指摘いただきました。上の方で紹介していたツールキットだとドライバーの先端形状が合わず使えなかったとのことです。Y字ドライバーが入っていないそうです。
ただぼくのNexus5Xを見た限りY字ドライバーの必要なビスでは留まっておらずプラスドライバーで外せるタイプでした。
真相はわかりませんが、結果的には使えないツールキットを紹介してすみませんでした。自分が使っているツールキットはこちらのもっと安いタイプですがプラスドライバーが入っていて使えます。
▼実際にぼくが所有しているのはこちらです。プラスドライバーです。
▼ビスをすべてはずしたら同じように樹脂が嵌っている箇所をさがして少しずつ外していきます。
▼あとはバッテリーの端子も現れますので外します。電流が通る部分なのでショートさせないように樹脂のリムーバーで剥がすようにすると端子が簡単に外れます。ちなみにちゃんと電源を切ってあることを確認しましょうね。
▼端子を外すまでは難しくないのですが、両面テープでガッチリついているバッテリーを剥がすのがなかなか大変です。狭い隙間にリムーバーを挿して梃子で持ち上げていくのですがバッテリーがなぜか柔らかくて歪むのです。
▼新しいバッテリーを装着します。端子を先にはめてからバッテリー本体部を枠に入れました。バッテリー本体部を先に枠に入れるとズレが合った場合端子を上手く着けられないかなと思ったもので。
▼バッテリーを着けたらあとはビスを戻して裏パネルをパチンと嵌めるだけです。では充電してみましょう。
▼こちらがバッテリー交換前の持ち状態ですが左のグラフで見ると満充電から10時間ぐらいしか持たないということが想像できます。右の図は健康状態で推定容量と設計容量との差異が10%ほど出てしまっていてバッテリーの劣化が少々進んでいるということがわかります。
▼しかしバッテリー交換後の推定容量がなぜか交換前より少ないのです。
どういうことだかまったくわかりません。まさか中古品を掴まされたということでもないと思うんですけど・・・
どなたかわかる方いたらコメントください。
追記
▼結局このように充電容量の如何にかかわらず50%までしか充電されないという悲惨な結果になったため販売元にクレームのメールを出したところ柔軟に返金に応じてもらえAmazonから返金の手続き開始のお知らせが届きました。
どんなに器用にやっても50%のまま充電容量を変えないという芸は出来ないと思います。
こういうわけですから今回紹介したNexus5x用のバッテリーはまったくおすすめできない商品であるということがわかりました。買うならほかのを探しましょう。