eBayやらAliExpressなどというAmazon以外の海外通販はAmazonとは桁違いに安く同じようなものが売られています。
今回はそんなeBayで買ってみた紛失防止タグが超絶格安だったけどほぼ使い物にならないという結果に終わった報告をしたいと思います。
Amazonでは似たようなものが1個2000円近くで売られているのは伊達じゃないって多分思うよ。
eBayやAliExpressではかなり格安ででているGPSタグ
そもそも紛失防止タグとはなんぞや
わからん人のためにここから話をしてみましょう。
分かる人は飛ばしてください。紛失防止タグという名前で呼んでよいのか不明ですが、一応そんな名前でも検索できるのでそう呼びます。
ほかにもICタグと呼んだりGPSトラッキングと呼んだりさまざまなんだけど実のところ実態はよく自分もわからない。
できることは、スマホと連携だかリンクだかしてスマホから一定距離離れると警告してくれるというようなものです。
つまり自分から肌身離さず持ち歩きたいものや、ペットにつけておき、スマホだけは手元から離さないとかいう使い方です。
eBayで買った格安紛失防止タグ
で、外観は冒頭画像のとおり。まあまあ薄めで持ち歩くのにそんなに難儀はしなさそう。ちなみに価格は送料込みで350円弱でした。為替によって多少の変動とセラーによっても多少の違いがあります。
▼そして二つに割って電池交換もできるようになっています。それと角にストラップを引っ掛けられる仕掛けもありますからこれはこれで便利ですね。
猫の首輪にひっかけておくとかできそうです。
あとはボタンは1個だけついていて、電源ON/OFFのほかに、ダブルクリックでスマホ側にて警告音鳴動ができます。
格安紛失防止タグの設定
アプリは説明書きによるとiSearchingというものをダウンロードしてインストールするようです。
それ以外でもiTrackingというアプリもインストールしてほぼ同じように使えました。画面のボタン意匠だけ変えて中身のエンジンはまったく一緒という感じでした。
▼アプリの画面はこんな感じです。電源入れてBluetoothでリンクして１つづつ登録して複数登録もできます。
それぞれの紛失防止タグの識別名を変えられるほか、ベル鳴動音の種類を変えられます。
この格安紛失防止タグでできたこと
- スマホとBluetoothリンクしてアプリで登録しておきさえすればあとは離れるとタグ側で警告音が鳴って離れちゃったよ！と知らせてくれます。
- タグ側でボタンをダブルクリックすればスマホ側で警告音が鳴りスマホが今どこにあるかわかります。
- おそらくスマホ側でGPSトラッキングをしているようでタグと離ればなれになった最後の場所を地図上で確認できるようです。
- カメラのリモートシャッターとして使えるようでこのアプリ内のカメラ機能を呼び出し、Bluetoothの届く範囲で離れていてもタグのボタンを1回押すとスマホのシャッターが押されたことになり写真撮影ができます。
問題点
上記のできたことだけ斜め読みする限りでは「へえ、けっこう良いんじゃん」なんて思ってしまうかもしれませんが、とんでもないです。
これから問題点をあらいざらい述べます。
- 誤作動しまくり。ぜんぜん離れていないのにタグ側でピーピー警告音がしばしば鳴ります。仕事中にスマホとタグと両方ポケットに入れておいてもしょっちゅう音が鳴るので迷惑甚だしいです。
- かといって離れたら離れたですかさず鳴ります。もうちょっと離れてから反応してもいいんだよって思うけどこれが安さゆえでしょうか。連携限界距離が近すぎておそらく5メートルぐらいかと思われます。
- それとこれも問題といえば問題ですが技適マークなしです。ということで建前としてはちょっと試しに買ってみただけということにさせてくれ。ww
- 離れたときにスマホ側では画面にメッセージが出るだけ。スマホ側でもリンク切れ警告音が出てくれないとタグが発する音が聞こえない場合、そのままサヨナラってことになる可能性も大いにあります。
iTrackingというアプリの方ではちゃんと離れたときにスマホ側で警告音がなってくれましたのでiTrackingアプリのほうが良さそうな気がします。 - 機種変更できない。最初iPhoneとペア設定して操作した後、Androidでもやってみようとしましたがどうやっても機種変更できません。安いだけあって1回メモリに書き込んだらリライト不可なのかな。
- アプリのバッテリー消耗がパねえ・・・
▼バッテリー消耗のすさまじさについては満充電ほぼ直後に計測してみました。裏でiSearchingというアプリが動いているらしく消耗のスピードがすさまじく冷や汗がでるほどでした。
さらに
というように致命的な問題ばかりで使い物にならないレベルといえます。さすが格安と思いましたが果たしてAmazonで売られているような安くない紛失防止タグならこんなことはないのでしょうか。
利用方法
では上記の問題点がなかったと仮定してどんな使い方が良いのか考えてみたいと思います。
実際に安いから買ってみただけでどう使いたいかというアイデアがあったわけではありません。使っているうちに思いつくかなと思いましたが明確に閃いたわけでもありません。
定期券とスマホ
真っ先に思いつくのは定期券だったりします。自分はマイカー通勤なのでこういう使い方はしないのですが、毎朝家から出るときにスマホは持っているものの定期券を忘れるということがありえなくもないとするならスイカなどの定期券にくっつけておくのも有効かもしれません。
かばんとスマホ
そもそもスマホを忘れるということがありえます。これが現代人にとって一番致命的な忘れ物なのかもしれません。スマホに人生のすべてが詰まってしまっているといっても過言ではないでしょう。
そのスマホをぜったい忘れないためにも毎日持ち歩くかばんにこのGPSタグを入れておいてかばんだけ持って家を出てしまったときピーピー鳴ってくれるとスマホ忘れたことに気づけますかね。
しかし中にはかばんをとっかえひっかえ取り替えているという洒落乙な人もいるでしょう。そういうときにちゃんとこのGPSタグも入れ替える手間が必要です。
また昼食で外出するといったときにかばんを持たずにスマホだけ持って出ると今度は置き去りにされた紛失防止タグが「ワシを置いてくなー」とばかりにピーピー鳴り出すということがおきます。そういうときにはちゃんと警告音をOFFにしておくという操作が必要になってきます。
家の鍵とスマホ
クルマの鍵も考えましたが、常にクルマの鍵を持っているという人は少ないのではないかと思います。家の中ではだいたい玄関に置いておくんじゃないでしょうか。少なくともうちはそうなので。
でも家の鍵は玄関じゃなくてもいいかもしれません。
家の鍵だけは常に携帯しておいてタグと一緒に持っていてスマホも離さず持つというやり方はどうでしょう。
家から出るときに家の鍵をかけて離れたらやはり紛失防止タグがピーピー言ってくれればスマホを取りに戻れます。
財布とスマホ
財布に入れられたとしたら一番使いみちで思いつくのはこれですよね。
じゃあ家の中でも常にスマホと財布を一緒に持ち歩くかっていったらスマホはそこそこ持ち歩くけど財布はさすがに家中持ち歩かないでしょ？
それとも紛失防止タグをつけた貴重品は家の中心に置いておくようにするとかね。そうすれば家の中のどこにいても鳴らさずに済むかもしれません。しかしそんな習慣が身につくのならものがどこかに行ってしまって見つからないなんてことなくなりそうです。
必要なときだけ鳴らせればいいんじゃね
そうなんです。家の中で万一財布をどこかに置きわすれてしまったとかそういう場合にさがしたいときだけ鳴らせればいいんですよ。
と思っていろいろ設定を弄ってみましたがどうにもそういう機能が働きません。
どこのスイッチをいじっても離れたらデバイスがピーピー警告音を出します。これでは面倒です。常にスマホと一緒に持っていないとうるさくてたまりません。
結局常に持っているものが増えるってこと？
結局のところスマホはいつでも持っていることはもはや苦にならないですが、それ以外に家の鍵やら定期券やらかばんやらなにかしら自分の手元に置いておくってウザくないですか？
感想と今後について
格安だったので興味本位で買ってはみたものの使いみちがイマイチないっていうのが本音であり現状です。
Amazonでももっと高くて高機能そうなのありますけどちょっと手が出ません。ただし40〜50メートルぐらいでもちゃんと連携しているようなのでさすがに家の中のどこに置いておいても誤作動しなさそうです。
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▼なんとこちらは90メートルだそうでやはり値段の違いは距離の違いかなと納得です。
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