ズルトラが壊れて使い物にならなくなってから、いくらか投資をして自分で修理しつつなんとか元通り使えるようになりました。
しかし実はひとつ問題があったんです。
それは液晶の割れとはまったく無関係な話ですが、SIMスロットの話です。
ご存知かどうかわかりませんが、通信や通話をするためのIDとなるSIMカードというのがどの携帯電話やスマホにも入っています。
Wi-Fi専用機にはSIMを入れるスロットはありません。
SIMには2015年時点で3種類の大きさがあります。すなわちノーマルSIM,microSIM、nanoSIMです。
そしてズルトラのSIMスロットはmicroSIMを入れる大きさになっています。そこに入れられるのは当然ながらmicroSIMとSIM下駄を履かせたnanoSIMのみです。
ノーマルSIMは入れることができません。
そうなると今後の機種変更したときのために持っていたほうが無難なのはnanoSIMではないかと大方の人は想像できると思います。
そしてぼくもそのつもりでDMMモバイルのnanoSIMを購入したのでした。
DMMモバイルのnanoSIMを購入といってもネットでの注文なのですが手元に届くまでに数日かかりました。
その待っている期間が待ちきれずにズルトラのSIMスロットに空のSIM下駄を入れてしまったのが失敗でした。
空のSIM下駄をスマホに入れると端子が壊れるときがあるよ
よく見て観察したことがある人なら想像できるかもしれませんが、あまり一般には知られていないところでしょう。
SIMを入れるスロットの内側には端子が(たぶん)6個出っ張っています。
どんな形で出っ張っているかというと、「く」の字に曲がった端子の角の部分が下を向いて整列しているのです。
そこに平らなSIMカードが普通に挿入されれば「く」の字の角の部分とSIMカードが接触して通電し機能を果たすことができます。
しかしここにSIMを入れていない空のSIM下駄を入れたらどうなるでしょうか。
入れるだけならそんなに問題なくスッと入ってしまうんです。
でも出すときです。
引っ張り出すときにSIM下駄の中央が空洞で要するに段差になっていますね。この段差がスマホの端子に引っかかって最初は抜けなくなるんです。
で、そのまま諦めるか、それとも無理矢理出すかです。
そのまま諦めればWi-Fi専用のズルトラになるところでした。
でも無理矢理引っ張り出すという選択をしました。
結果端子が割れてしまします。端子が割れるとその後ちゃんとSIM下駄にnanoSIMを入れてスロットに入れても認識しなくなります。
結局Wi-Fi専用端末になってしまうところです。
しかし、まだ手の届くあたりに端子の残りが基板についています。マチ針のような細くてできるだけ硬いものをSIMスロットに差し込んで僅かに残っている端子をさらに起き上がらせます。
何度かトライしないと全箇所きちんとSIMと接触しないかもしれません。でも心房強くやれば6箇所すべて端子が起きて接触してくれるようになるかもしれません。
このようにしてぼくも一度は液晶を直したのにWi-Fi専用機に成り下がるところだったズルトラを無事にLTE接続できるまでに戻しました。
教訓
SIM下駄にSIMを入れずにスマホの中に入れるのは絶対だめ。