2017年欲しいものリストに入れていたChromebookを年の前半に買ってしまった。後にずらすほど製品としての価値が落ちるので早く買うに越したことはないのだ。
なぜこのAcer Chromebook R13を買うに至ったかというと2つのブログを参考にさせていただいた。
すなわちChrome速報さんと力こそパワーさんだ。
Acer Chromebook R13 購入レビュー | Chrome速報
Acer Chromebook R 13が日本直送開始。転送サービスを使わなくても買えます! – 力こそパワー
この2つのブログは実に細かく製品レビューをしてくれていて買いたくて買いたくてどうしようもなくなってしまった。
で自分で買って拙いながらもここが良いということを改めて実感したレビューを晴れてお届けできるわけだ。
Acer Chromebook R13開封
Amazon.comで売られているAcer Chromebook R13
気に入った箇所を説明する前に開封記録。
▼中身は本体、USB-CタイプのACアダプター、説明書保証書の類が入っている。ACアダプターはアース付きの3点式なので別途アダプターが必要になる。
▼以前買ったHP Chromebook G4(11インチ)と比べると一回り大きい印象。
▼開いてみるとヒンジの形が特殊で360開いてタブレットとしても使えるようになっている。
▼キーボードはJISではなくUS仕様。ただし初期設定で日本語を選べるのでちゃんと日本語入力はできるから大丈夫。
外観といいキーボードの見た目といいMacBookに似ている。
Acer Chromebook R13ここが気に入った
・USB-Cで充電できる
▼写真は付属のACアダプターではなく自前のケーブルとUSB-Cアダプターを使っての充電。
この機能が待望だったのだ。今まで持っていたノートパソコン(MacBook Pro旧機種、HP Chromebook G4)ではどんなにバッテリーの持ちが良いと言われても結局バッテリー切れになったらACアダプターがなければただの清潔でないまな板になってしまう。
しかしこれでモバイルバッテリーさえ持っていれば電源の心配は一切いらなくなった。スマホ同様に外出先でサクッと充電できるのだ。
まだ慣れないので画面右下のバッテリーインジケーターを開いてあと50%切っていると知るとやや「ドキッ」とし「外出先でバッテリーが切れる恐れあり」と一瞬思ってしまう。
でもよく考えたらモバイルバッテリーとUSB-Cケーブルを常に携行しているので全然大丈夫なのだ。
・バッテリーの持ちが良い
ふと見たときバッテリーの残量が54%でもあと6時間10分使えるという通知内容になっている。実に持ちが良い。
使いながらしばしばバッテリーの状態を確認する頻度が高いとそれだけ精神的にも消耗して無意識のうちに使うのが憂鬱になるものだ。その頻度がかなり減らせる。
USB-Cケーブルでモバイルバッテリーによって充電できるが、その必要を感じないほど実にバッテリーが持つ。めったに充電する必要がないというのは良いものだ。
・13インチでちょうど良さげ
メインでMacBook Proの15インチを使っているが外で使うにはやや持て余す。Chromebookの11インチも持っているが11インチはただのテキスト入力以外の用途ではちょっと狭いと感じることが多々ある。
以前MacBook Airの11インチを使っていたときも11インチでは小さいなと懲りていたのにまた初めてのChromebookは11インチのものを買ってしまっていたわけだ。
そこへいくと13インチというのは結構絶妙なサイズだなと思う。持ち歩くにもギリギリセーフな気がするし、11インチよりおよそ2インチ大きいのは使い勝手として良い。
・本体解像度がフルHDで情報量多い
11インチから13インチに画面サイズが大きくなっただけでなく、解像度がフルHDつまり(1920×1080)。解像度が高いということはそれだけ多くの情報を同時に画面に出せるということだ。
しかも画面が鮮やかでキレイだ。今までのHP Chromebook G4の画面は解像度が低いだけでなく何となくくすんだ印象だったが、そのような曇りがまったく見られず実に鮮明で映画鑑賞なども快適この上ない。
・ステレオサウンドが澄んでる
MacBook Proは高価なノートパソコンなので音もそれなりにチューニングされていて当然ながら良い音だ。これは当たり前。
またHP Chromebook G4も音はまあまあ悪くはない程度ではあった。そりゃ2万円程度のノートPCなんだからそこまで望むのは望みすぎともいえる。
しかしこのR13はいい音だった。両サイドに細長いグリルが付いていておそらくその辺りから音が出てくるのだろうがキレイな澄んだ音色であるという印象なのだ。
たかだか4万円ぐらいのパソコンでよくやると舌を巻く。
・タブレットとしても使える
ヒンジで折って360度裏返るのでタブレットとしても使える。本当は画面に指紋が付いてあまりタブレットとして使うのは好まないが、いざそういう使い方をしたいときに使えるというのは嬉しい。
・HDMIケーブルで外部ディスプレイに繋ぐと!
繋げたディスプレイの性能にもよるかもしれないが、なんと驚くことに3840×2160という解像度での表示が可能なのだ。
これはうれしい誤算だった。てっきり外部ディスプレイへの表示も内蔵ディスプレイの解像度と同様1920×1080だろうなと予想していたのだ。
それがなんとこの性能だ。驚いてなにも言えない。
・これで価格が4万円程度
送料入れたら4万数千円になってしまうので厳密には4万円とは言い難いところだが、自分はPayPalアカウントに送料分+αぐらい残高が残っていたのでほぼ本体価格のみ財布から支払う形で買えた。
MacBook Proだと20万円ぐらいか或いはそれ以上かかるのにこのChromebook R13はたったの4万円て1/5だ。
だからといって使い方にもよるだろうが機能やら性能が1/5かというとそんなでもない。
上手く使えば価格は1/5だが機能性能は6割ぐらいで使えるかもしれない。そこは使う人のインスピレーションが試されるところだ。
ユーザーのインスピレーションが試されるマシンだからこそChromebookは教育現場でよく使われるのではないか。価格の安さだけでなく。
・技適OKで堂々と使える
輸入物のスマホやパソコンのなかには日本の技適を取得しておらず堂々とは使えないものがある。しかしこのAcer Chromebook R13は技適マークがちゃんと本体についている。
これなら安心して外でも使える。実質的には技適マークがなくても弊害はほとんどないのかもれないが後ろめたさを感じながら使うよりはちゃんとあるものを使ったほうが落ち着くし安心だ。
まとめ:メインPCにしたい(マゾっ気?)
現在メインマシンはMacBook Proで性能としてはまったく申し分ない。しかもChromebookよりアプリやらカスタマイズやらの範囲が豊富で実に良い。満足している。がしかし、いずれバッテリーのヘタリや性能の陳腐化により買い換えなければならないときが必ずくるはずだ。
そんなときに再び新しいMacBook Proを買うのに躊躇する。Macは欲しいとは思うが価格が厳しい。
MacBook Proが安ければまた買いたいが、そうでなければできれば買わずに済ませたいのだ。そんなことはできずまだまだChromebookはメインマシンには成り得ないことは承知しているのだがやはりこれだけ整って完成されたマシンだとメインとして使えないだろうかと考える。
そのためにこれからも便利なツール(拡張機能)が登場してくれることを期待したい。
残念ながら現在日本では売られていない。
ちょっと割高感はありますが日本のAmazonでも扱いがありました。面倒なく買えるのでお金に余裕があれば買ってもいいかも。